おいしい野菜を収穫しました。 5歳児そらぐみ
5歳児そらぐみの子どもたちは、日々いろんな事に興味関心を持ちます。食育の一貫として、いつも食べている野菜の名前を知ることができるように・・を目標として畑に行きました。数名づつ順番に畑に行き、野菜を見て、名前を知り、収穫をした子は他の友だちにもしっかりと伝えます。
こども園の畑にいろんな春野菜が大きくなりました。「収穫できるかな?」と話しながら行きました。3歳未満児の運動場の隣の畑には「ねぎ」や「わけぎ」が大きく成長しています。「ねぎ」はすぐに見つけることができました。今は「ねぎぼうず」ができています。「かわいいね。」「まん丸だね。」と感想を言います。種になる事を話すと「そうなんだね。」と頷いていました。「この隣にあるのは何かな?」と言うと一斉に見ます。「ねぎ・・かな?」「ちがうかな?」と答えが出ません。「わけぎ」という言葉も初めてのようでした。「わけぎ・・わけぎ・・」と何回も繰り返しつぶやいていました。薄皮をむいで料理に使う事を話し、みんなで皮むきをしました。「どうすればいいかな?」「葉っぱを引っ張ったらとれたよ」「見て、白くなった。」「きれいになったね。」「ちょっと紫色もあるよ。」と皮むぎの感想をお互いに確認し合っていました。
調理室の美樹先生に「わけぎです。料理に使ってください。」とお願いしました。「わけぎ」は12日の「野菜のあんかけうどん」の中や、14日の「卵の野山焼き」の中に入りました。小さく切られた「わけぎ」を子どもたちは見つけて、「この緑色が「わけぎ」だよね。」と友だち同士話していました。
こども園には、第二駐車場の前にも広い畑があります。
次は、「アスパラガス」を見つけます。周りに草が生えていてなかなか見つかりません。「アスパラガスってどんな色?」「どんか形をしているかな?」と聞くと「緑色で長いよ。」と形態はよく知っています。大まかに場所を指定すると、腰を低くして探します。「あっ、あったよ。」「大きいのがあったよ。」「見て、太いアスバラだ。」と大喜びです。収穫方法は、アスバラガスの下をしっかり握り「ポキッ!」と音がする所をおれば良いと話し、実際に子どもたちの手で収穫しました。15日に、アスパラガスは、給食室で塩ゆでしてもらい、みんなで分けて食べました。「甘くておいしいね。」「アスパラガスは苦手だったけど好きになったよ。」「おいしいね。」と口々に感想が聞かれました。取れたてのアスパラガスの味を堪能した子どもたちです。これからも食育を通じていろんな野菜に興味関心が持てるような活動をたくさん取り入れたいと思います。
畑には、「玉ねぎ」や「じゃがいも」も植えています。「玉ねぎ」は「いっぱい「ねぎ」があるよ。」と「ねぎ」と勘違いをしたようです。「玉ねぎ」と「ねぎ」の違いも実際確かめ違いをはっきり知りました。隣の畑の「玉ねぎ」は「玉ねぎ」らしく大きく膨らみが見えます。「先生、あそこにも「玉ねぎ」があるよ。」と教えてくれます。「ほんとだね。よく見つけたね。」と褒めると、とてもうれしそうでした。「じゃがいも」はまだ成長の途中なので、「これは何?」と言う子どもたちの反応でした。どこが食べられるか分からなかったようです。そこでヒントを出し「土の中にできる。」「カレーの中に・・」と言いかけると「じゃがいもだ。」「じゃがいも、じゃがいも!」と答えました。もっと大きくなり、本当に土を掘りおこして 収穫したら実感できると思います。子どもたちと一緒に変化を見つけ成長を見守りたいと思います。先日、健太郎副園長が「じゃがいも」の土寄せをしました。藤井園長や職員たちも草取りをしながら野菜の生長をサポートしています。
畑ばかりではなく、園庭のプランターにも「いちご」を植えています。いつでも植物や果物、野菜などを身近に見られ観察できるように配慮しています。「あっ、見て、見て!」「いちごが赤いよ。」「本当!」「なんか、美味しそう!」・・女の子がいち早く見つけました。「先生、「いちご」が赤いよ。」「とってもいいかな?」と言いながら、もう手はプランターの中へ・・・優しく「いちご」を持つと上手に収穫しました。さすがそらぐみさんです。「いい匂い。」「甘い匂いがするね。」「赤いね。」「小さくてかわいい。」・・・と満面の笑顔です。収穫した野菜、果物は少しづつみんなで分けて食べます。量は少なくてもとても嬉しく美味しく感じている子どもたちです。
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