苦手な野菜を好きになろう!にじぐみ(3歳児)
体の成長とともによく食べるようになった子どもたちですが、苦手な食べ物もはっきりしてきました。特に野菜は、見た目、匂い、食感によって苦手な子が多いです。なぜなら、子どもの味覚はとても敏感で、大人が感じるよりも苦く、酸っぱく感じるからです。そこで、にじぐみでは少しでも苦手な野菜を克服できるよう、子どもの大好きなカレーを題材に製作をしました。
〈ねらい〉
・苦手な野菜を題材とした製作を行い、食材に親しみを持つことができる。
・野菜を食べやすい大きさになるよう、自分で考えながらハサミで切ることができる。
まずはカレーの絵本をみて、“カレーには何が入っているのかな?”と考えました。「お肉!」「じゃがいも!」「玉ねぎ!」とお家でよく食べているのかたくさんの食材が挙がりました。カレーは、季節の野菜を入れて食べるとおいしいですよね。
今回は、子どもたちの苦手な野菜(人参、大根、ピーマン、なす)から2種類を選んで、自分の食べやすい大きさに切っていきました。苦手な野菜第1位は“なす”でした。理由を子どもたちに聞くと、「ぶにぶにしているから。」「ドロッとしてるから。」とやはり見た目と食感が苦手なようです。それでも、「カレーに入れたら食べられるね。」「小さく切ると食べやすいよね。」という子もいました。切り終えると野菜をカレーに盛りつけていきました。
できあがったカレーをみんなで見て「おいしそう!」「カラフルなカレーができたね。」とうれしそうでした。また、自然と「いただきます!」と挨拶して食べる真似をして楽しんでいました。「なんだかお腹がすいてきた~。」と製作の後の給食では、あっという間に完食です!苦手な野菜から食べ始める子もいました。
みんなの作った“野菜カレー”です。おいしそうな料理ができました♪
身近な経験から少しでも、苦手を克服できるようにしていきたいと思います。
☆おまけ~旬のみかんにはどんな種類があるのかな?~☆
寒い冬に甘くておいしいみかんは、子どもたちに大人気です。給食で出ると、「やったー!」とガッツポーズする子もいます。今回は実際に、きんかん、いよかん、ポンカン、みかん、ネーブル、オレンジを見たり、触ったり、匂ってみたりしてみました。みんながよく食べているみかんですがたくさんの種類があることに驚いていました。
実際に触ってみると、「ざらざらしているね。」「丸くてボールみたいだね。」と感触をおもしろいと感じたようです。また、小さな“きんかん”には、「小さくてかわいい。」「甘いにおいがする。」と言う子もいれば、「このきんかんって食べられるの?」と不思議に思った子もいました。
その日の果物が柑橘類“はるみ”で「これは何の種類?」と興味を持っていました。
食育を通して、身近にある食材への関心や食事の大切さを生活の中で伝えていきたいと思います。