クリスマスのお花を生けました(ほしぐみ4歳児)
大津野こども園では、年中の11月から年長の10月の1年間、池坊の森先生に生け花を習っています。
<生け花のねらい>
*季節のお花や植物に触れ美しさを感じたり、お花を眺めると気持ちが和むのを味わったりする。
*講師の話を聞いて実行したり、自分なりに考えて生けたりして表現することを楽しむ。
*左右、前後、長短、数などに触れ、親しむ。
年中のほしぐみにとって2回目の今月は、『クリスマス』をテーマにお花を生けました。まずは使うお花や植物の名前を教えてもらいます。子どもたちは、いつもどんなお花を使うんだろう?知っているお花はあるかな?と楽しみにしています。今回は、サンゴミズキ、ヒバ、ガーベラ、スイートピーを使いました。
先生のお話やお手本を見て、まずはサンゴミズキの枝を右、左、後ろに挿しました。それをモールで束ねると…三角形ができました。「なんだかツリーみたい!」と、イメージがわいてワクワクしてきました。
サンゴミズキの枝の間にヒバの枝を挿すと、よりツリーに見えてきました。「なんだか不思議なにおいがする。」と、ヒバの爽やかな匂いを感じている子もいました。
ガーベラとスイートピーは、自分で高さや長さを考えながら生けました。お花にも顔があり正面を向くように生ける、ということも教えてもらっています。
「このくらいがいいかな?」とオアシスに当ててみながら慎重に茎を切っています。
時には短く切りすぎたり、力が強くて茎が折れたりすることもあります。でも、植物は元には戻せません。それもよい経験で、次からもっとお花を大切に扱おうとする気持ちにつながってきます。
最後に、サンゴミズキのツリーにリボンやオーナメントを飾っていきました。園で用意したものに加え、お家でも保護者の方と一緒に2つ飾りを用意してもらいました。そのことによって、生け花がより楽しみになっていました。また、それぞれに個性のある作品に仕上がりました。
できあがった作品を眺めます。「本物のツリーみたいになったね。」「ガーベラがかわいいね。」「この飾りは、お母さんと一緒に作ったんだよ。」「(お家に持って帰ったら)どこに飾ろうかな。」など、口々に話していました。お家の人に見てもらうこと、お水をあげてお世話をすること、生け花の楽しみは続きます。