一輪車、乗れるようになりたい!
そらぐみ(5歳児クラス)になったら取り組む一輪車は、毎年子どもたちの憧れです。今年度そらぐみになった子どもたちも、そらぐみになったその日から、一輪車の練習を始めることを楽しみにしていました。ほとんど毎日、お昼寝をしない日は午後からも練習に取り組んでいます。
<ねらい>
☆バランス感覚や体幹、足腰を鍛える。
☆難しいことに対して挑戦しようとする心をもち、粘り強さや忍耐強さを身につける。
☆長期的な目標に向かって意欲的に取り組み、やり遂げることで達成感を味わう。
この1か月間、次のようなステップで練習を進めてきました。
①一輪車の運び方、乗り方を知る。
②サークルにつかまり、サドルにまたがった状態で背中を伸ばしバランスをとる。
③そこから、ペダルを少し踏んだり戻したりして前後に揺れてみる。
④サークルにつかまり、サークルに沿って前進しペダルをこぐことに慣れる。
⑤サークルからサークルへ、手を放して3回ほどペダルをこぎ移動する。
⑥サークルから手を放し、ペダルをどんどんこいで進めるところまで進む。
一輪車は今まで経験してきた運動とは違い、できるようになるまでに相当な練習が必要になります。はじめはワクワクしながら練習をしていた子どもたちも、なかなか想像していたようには乗れないことに気づき、「まだ練習するの?」「もう疲れた。」とくじけそうになる姿が見られました。長期的な目標に向かって努力するのは、子どもたちにとってなかなか経験があることではなく、忍耐と粘り強さが必要になります。
そんな時思い出したのが、去年のそらぐみさんに教えてもらったこと。
「“何回もこけた人が、上手になる”って言ってたよ!」。
その言葉を胸に、再び練習に前向きになった子どもたち。何度転んでもすぐに起き上って、くり返し練習しています。最近は個々に練習の成果も出てきて、次のステップへと進んでいる子が多いです。今日はここまで進めるようになりたい!と、それぞれに目標をもって練習をがんばっています。