気持ちをひとつに…!
先日、そらぐみ(5歳児)の発表会がありました。今年は感染症対策として学年ごとに時間を区切って開催、人数を制限し客席の間隔を開けて行いました。(写真は予行演習の時のものです。)
ねらい:友だちと気持ちを合わせて表現することの喜び、充実感を味わう。
物語や曲へのイメージを膨らませ、表現を深める。
友だちの良さに気づき、認め合ったり、共感し合ったりする。
そらぐみラッキーの劇は『オズの魔法使い』、
そらぐみハッピーの劇は『そんごくう』でした。
どちらの物語も、仲間を思いやり力を合わせ、勇気をもって行動することのすばらしさを教えてくれるお話です。子どもたちは自分で決めた役になりきり、友だちと一緒に物語を再現することの楽しさ、充実感をたっぷり味わいながらたくさん練習を重ねてきました。そのことが自信となり、発表会当日、大勢の保護者の前でものびのびと楽しそうに表現する姿が見られました。
踊りは、そらぐみラッキーとハッピーが合同で6つのグループに分かれて発表しました。
1.『義経残照』
武将、義経が、戦で己を信じ突き進む姿を歌った曲です。剣を持ち、義経のように力強く、かっこよく踊っています。同じ姿勢を保ったり、曲に合わせてゆっくり体を動かしたりするのは想像以上に難しい様子でしたが、くり返し踊るうちに体の使い方がわかり上手になりました。
2.『Make you happy』
縄跳びダンスで話題の曲で、子どもたちも大好きです。縄跳びダンスには苦戦している様子もありましたが、友だち同士で教え合ったり、「曲かけてー!」と自分たちで練習したりして上手になりました。「私の笑顔であなたを笑顔にします。」というNiziUの合言葉を胸に、笑顔いっぱい楽しく踊りました!
3.『道行き藤娘』
着物を着て、藤の花を持ちしっとりと踊りました。着物を着ると、「かわいい!」と何度も鏡を見ていた子どもたち。藤の花は、小さな花がたくさん集まって房になり、しだれ咲くことでとてもきれいに見えます。藤の花のような舞が表現できるように、友だちと気持ちを合わせて踊りました。
4.『紅蓮華』
大好きなアニメの主題歌を、全集中!で元気いっぱいキレのある動きで踊りました!難しくてなかなかそろわない動きは、もっと簡単な動きにするか話し合ったことも。すると、「運動会の一輪車だって、難しくてもたくさん練習したらできるようになった。だから絶対難しい動きのままで踊りたい!」という、子どもたちの熱意と心の成長に感動しました。
5.『月下美人』
NHKのみんなの歌になっている曲です。月下美人という花は、夕暮れから夜にかけて強い香りとともに純白で大輪の花を咲かせる、一夜限りの幻の花です。曲に合わせて、体と扇子をしなやかに動かし、目線の配り方も意識して、たとえ一瞬ではかなくとも力強く命をつないでいる美しい花をイメージして踊りました。
6.『義経残照』
こちらのグループは、扇子をもって踊りました。みんな年長になったら袴を着て踊ることを楽しみにしていた子どもたちです。扇子は向きや角度をそろえることと、力強い動きの中にしなやかな動きも加えることにこだわって練習してきました。力強い武将を表現しようと、きりっとした目つきで踊るのが上手でした。
友だちと一緒だからこそできる表現の良さに気づいた子どもたち。みんなで取り組む時間だけでなく、好きなあそびの時間にも友だちと誘い合って踊ったり、劇の1シーンを再現したり、日々自主的に楽しんで取り組んでいる姿が印象的でした。発表会でしっかり力が発揮できたことを自信にして、残り少なくなってきた園生活も、友だちと力を合わせながら命一杯楽しんでもらいたいと思っています。