雨の日も楽しく♪
今年は梅雨入りが早かったですね。ほしぐみ(4歳児)では今月、アジサイの製作を楽しみました。
<ねらい>
梅雨期の植物(アジサイ)に興味をもち、喜んで見たり触れたりする。
障子紙染めや、切り絵のおもしろさを味わう。
身近な用具を使って、自分なりに描いたり作ったりすることを楽しむ。
大津野こども園の門の横には、ピンクと紫のアジサイがきれいに咲いています。園内にも、玄関や廊下、ホールなど、いろんなところにアジサイが飾ってあって、この時期ならではの楽しみを味わっています。6月のはじめ、クラスに飾っていたアジサイもきれいな花を咲かせました。
「青色のお花、きれい!」
「こっちには紫色の花もあるし、水色に見える花もあるよ。」
「ピンク色の花も、おんなじアジサイなのかな?」
「お花の形が違うね。」
「いいにおいがするよ。」
「ぼくのお家の近くにも咲いてた!」
など、子どもたちは口々に発見や驚きを伝え合っていました。同じアジサイでもいろんな色の花があること、よく見ると花の形が違うことなどにおもしろさを感じ、興味をもったようです。
そこで、アジサイは障子紙を絵具で染めて作りました。4つ折りにした障子紙を、自分の好きな色で染めていきます。障子紙をそーっと絵具につけると…
「うわっ、絵具がどんどん染みてきた!」
「色が混ざってきれい!」
と、思わず笑顔に♪
友だちの障子紙と自分の障子紙とを見比べて、その違いも感じています。
「あの色もすてきだな。」
「どうやったらあの模様になるんだろう…。」
染めた障子紙は、広げて半日乾かしました。
「いろんな模様になったね。」
「ぼくのはこれかな!」
「アジサイにするのが楽しみだね。」
次の日。昨日の障子紙は、保育者が九等分に切り分けておきました。それを半分に折って、もう一回半分に折って、四隅をハサミで切り落として、紙を開くと…
「わぁ、お花の形だ!」とこの表情。
「上手にできた!」
「かわいい!」
子どもたちは、紙がお花の形になっていることに驚き、喜び、おもしろさや不思議さを感じていました。はさみの使い方も、ずいぶん上手になりました。
それから、レインコートを着て長靴をはいた自分を作りました。レインコートの模様や雨が降っている風景を自由にクレパスで描いて、完成です!
かたつむりを描いた子もいます。小雨の子から、豪雨の子まで、それぞれの個性が光りました。
みんなの作品は廊下に展示してあります。
「見て見て、これが私のだよ。」
「○○ちゃんの、いっぱい雨が降ってるね!」
友だちの作品と見比べて、それぞれの良さを感じています。降園する時に保護者の人に作品を見てもらうのも楽しみの一つです。
梅雨はもう少し続きそうですね。この時期ならではの楽しみを子どもたちと一緒に見つけていきたいと思います。