好きな遊び、見つけた!(にじぐみレッド・3歳児)
自由遊びの時間になると、「今日もおままごとしたい!」と保育者に言ってくる子や「○○くん、一緒にブロックで遊ぼう。」と友だちを誘う声が聞こえてきます。
子どもたちがよく遊んでいる室内遊びの様子を紹介します♪
〇ままごと遊び
ままごと遊び専用の空間です。にじぐみレッドでは、みなさんから頂いた牛乳パックで長椅子を作りました。ご協力ありがとうございました。
手作り食べ物を使い、家族ごっこをしたり料理をしたりしながら遊ぶことを楽しんでいます。「おいしい料理を作らなくっちゃ。」と張り切ってクッキングをしています。
〈ねらい〉
・物や人を何かに見立てて遊ぶ。
・自分の思いを伝えたり、友だちの考えを聞いたりしながら一緒に遊ぶことを楽しむ。
「どっちがお母さん(役)になる?」と迷った子どもたちは、「じゃあ、じゃんけんしたらどう?」と友だちの意見に「そうしよう!」とじゃんけんをしました。上手に決められたね!
みんなで作った料理はどれもおいしそうです。男の子たちも一緒に食卓を囲むこともあります。カラフルなポンポンやカップで作ったジュースを作っていました。「ジュース、おいしいね!」「アイスクリームものっている!」と椅子に座ってうれしそうに飲んでいました。
自分たちでなく、人形にも食べさせてあげています。「残さず食べるんだよ。」「みんなで食べようね。」と気持ちをすっかりお母さんです。
人形と一緒におでかけに行ってきます。たくさんの荷物を持ってピクニックです♪
自分のしたいことをみんなで一緒に楽しむ姿が見られるようになってきました。気持ちがぶつかることもありますが、自分たちで答えが見つかるように、できる限り見守るようにしています。
ままごと遊びを楽しむことは、楽しく食べることや料理への興味にもつながっていきます。
〇ブロック遊び
様々なブロック遊びができる空間です。自由に取り出して遊ぶことができるようにしています。「かっこいい車を一緒に作ろう!」「このブロックで遊ぼう!」と友だちを誘って楽しんでいます。
〈ねらい〉
・イメージを膨らませながら、形を作ったりブロックを積み上げたりすることを楽しむ。
・友だちと一緒に1つの物を作る達成感を味わう。
1人ではできないこともみんなで意見を出し合って作っていくと、大満足の作品になっています。「ここにはこのブロックはめてみる?」「かっこいい船作ろうよ。」と真剣に取り組んでいました。
ブロックを物に見立てて遊ぶこともできます。「誕生日おめでとう!」とケーキを作りろうそくの火を消す真似をする姿も見られました。また、ブロック遊びを通じて手先が器用になります。
つなげるだけでなく、どれだけ高く作れるかに挑戦する子もいます。ブロックを落とさずに高くするには、壁を使ったりや組合わせ方を友だちと考えたりしながら何でも“やってみよう”という気持ちで取り組んでいます。
できた作品を“みんなに見てもらいたい!”という子は、机の上に飾るようにしています。できた物を見て「この車かっこいいね!」や「どうやって作ったの?」と友だち同士でよいところを伝え合う姿も見られるようになってきました。好きな遊びを通じて、友だちの輪が広がっていきます。
好きなことに対しての子どもたちの集中力はすごいと思います。遊びを通じて集中力が自然と身についていきます。これからも遊びの中で、子どもたちの興味・関心を引き出し、集中力や共同性など様々な“力”につなげていきたいです。